PCIT-Japan企画 第10回PCIT-Japan & CARE-Japan合同研究会
プレコングレスワークショップ 「PCIT-Toddler」
開催のお知らせ
この企画は終了しました。ご参加ありがとうございました。見逃した方のために、1月10日までオンデマンド配信があります。なお、内容は専門家向けです。
オンデマンド配信についてはこちらをご覧ください。⇓
PCIT-Japan企画 第10回PCIT-Japan & CARE-Japan合同研究会 プレコングレスワークショップ 「PCIT-Toddler」 On-demand配信
PCIT Toddlerは12-24カ月の小さな子どもを対象としたPCIT(親子相互交流療法 Parent-Child Interaction Therapy)です。Sheila Eyberg先生が開発したオリジナル版PCITでエビデンスが確立している子どもの適応年齢は2歳から7歳です。オリジナル版は素晴らしい、でも、もっと小さい子どもにもぜひPCITを実施したい!という願いは全世界共通。その願いを実現したPCIT Toddlerは早期介入プログラムであり、プレイセラピー、コーチング、コーディングといったPCITの基礎的な手法はそのままに、小さな子どもとその家族のニーズにより適合するよう、スキルや手順に若干の変更が加えらたもので、子どもの問題行動の減少、言語能力の改善、親の言うことをきく回数が増えるなどの効果が検証されています。
今回は、2018年に上梓された「Parent-Child Interaction Therapy with Toddler」の筆頭著者であるEmma Girard先生にPCIT-Toddlerの概要とその特徴を自らご講演いただく幸運に恵まれました。どうぞふるってご応募下さい。なお、PCIT Toddler日本語版は千葉テストセンターより2021年中に出版の予定です。
講師: Emma Girard先生
カリフォルニア大学リバーサイド校 健康学科 臨床准教授
PCIT International グローバルトレーナー
PCIT Toddler日本語版は千葉テストセンターより2021年中に出版の予定です。
日時: 2020年12月5日(土) 9:00-11:00
会場: Zoom Webinar
司会: 加茂登志子(日本PCIT研修センター)
通訳: 国広志保
参加費:5000円
参加者数上限:300人
応募はここから:https://peatix.com/event/1699264/view(応募は終了しました。視聴ご希望の方はオンデマンド配信をご覧ください。)
応募締め切り:2020年11月30日(参加者が上限に達し次第応募を締め切ります)
PCIT-Toddlerトドラー について
PCIT-Toddlerでは、PCITと同じように「PRIDE」スキル(賞賛Praise, 繰り返しReflection, まねImitation, 行動の説明Description, 楽しむEnjoyment)は、親がマスターするまで練習します。多くの研究がこれらのPRIDEのスキルが子どもの問題行動を正常範囲内に改善することを示しました。
PCIT-Toddlerは、早期介入の実践者、研究者、学生のための必携のリソースです。
このPCIT-Toddlerでは、幼い子どもの特別なニーズのための新しいコンポーネントを説明しており、かつ、養育者と子供の両方でアタッチメント関係と感情調節を促進するための具体的な手順を含んでいます。モデルの中心は、幼児の困難な行動は、意図的な反抗というよりも、感情調節困難のサインであるとの理解です。養育者や敏感な介護者の助けがあってこそ、幼い子どもは自分の感情をコントロールする能力を身に着けることができます。
PCIT-Toddlerの “CARES “モデル(近くに寄るCome In, 手伝うAssist, 自信を与えるReassure, 感情を評価するEmotional Validation, なだめるSoothe)は、幼い子どもがこの年齢層の特徴である “大きな感情 “を経験したときに、親が近くに来て、支援し、安心させ、感情を検証し、なだめるようにコーチングします。また、ストレスの多い子育て中にリラックスしてポジティブなセルフトークができるようにデザインされた大人の“CARES”スキルもコーチングされてます。最後に、PCIT-Toddlerでは、親が「指示を出すtell-やって見せるshow-もう一度試すtry again-指導するguide」手順を出すことで、子どもたちが指示に従うことを学びます。対応する問題には以下のようなものがあります。
- かんしゃく
- 攻撃性(殴る、噛む、つねるなど)
- 騒ぐ(泣き叫ぶ、泣き叫ぶ、泣き叫ぶなど)
- 怒り、イライラ、頭打ち
- アタッチメント関連の困難(親への拒絶反応、慰めが難しいなど)
- 分離不安や親からの引きこもり
- 発達に関する懸念(自閉症的行動、言語の問題など)
- 子ども虐待とネグレクト
- 親のストレス(不安、不満、対処が難しい、自信がないなど)